余命1年の人生

「熱は無いわね。でもさっきまで元気だったんでしょう?」

「…そうなんです」

俺はまだ琴美の身に何が起きたのか、頭が追いつかず、先生の質問にも無気力で答えた

「とりあえず、親御さんに連絡入れてくるから綺菜実さんのことお願いね」

先生は一旦保健室を出ると、俺は琴美の手を握った

強く、琴美がどこかへ行ってしまわないように

俺のせいで倒れた訳でもないのに、涙が止まらなかった

一度出た涙は全然とまらなくて、俺は声を押し殺して泣くしか無かった

「た…つや…」

かすかに聞こえた琴美の声

「こと、」

「た、つ、や、なかな、いで」

今朝弱々しく放った言葉が頭から離れなかった

『ねぇ、鮫島くん、もし私が病気になったらどうする?』

あの言葉の意味はなんだったのだうろうか

でもなんだろう?この胸騒ぎは