「…もう、ここまででいいから。私の家すぐそこだし、絢斗の家とは反対でしょ」
これ以上、絢斗と一緒にいてはダメだ。
私の中の本能がそう告げていた。
「わかった。だけどやっぱり心配だから、家着いたらちゃんと連絡して?」
「…うん」
早くここから去らなくては。
その思いで絢斗の顔も見ずに踵を返す。
「美緒」
しかし優しく名前を呼ばれ、進もうとしていた足がぴたりと止まってしまう。
振り向いたらダメだとわかっているのに、体が言うことを聞かずゆっくりと振り返る。
「またね」
優しく微笑んだ絢斗は、記憶の中の絢斗と何一つ変わっていなくて、どうしようもないくらい胸が締め付けられた。
…だから嫌だったのに。
私はこの人に、もう二度と会ってはいけなかった。
絢斗は一瞬で私の気持ちをあの頃に戻してしまうから…。
これ以上、絢斗と一緒にいてはダメだ。
私の中の本能がそう告げていた。
「わかった。だけどやっぱり心配だから、家着いたらちゃんと連絡して?」
「…うん」
早くここから去らなくては。
その思いで絢斗の顔も見ずに踵を返す。
「美緒」
しかし優しく名前を呼ばれ、進もうとしていた足がぴたりと止まってしまう。
振り向いたらダメだとわかっているのに、体が言うことを聞かずゆっくりと振り返る。
「またね」
優しく微笑んだ絢斗は、記憶の中の絢斗と何一つ変わっていなくて、どうしようもないくらい胸が締め付けられた。
…だから嫌だったのに。
私はこの人に、もう二度と会ってはいけなかった。
絢斗は一瞬で私の気持ちをあの頃に戻してしまうから…。

