六月の月に愛を誓う。

「今日一緒に来てた子、後輩?」

「う、うん。そうだよ」

「珍しいね、美緒が後輩の友達いるなんて。高校では何か部活に入ったの?」

「ううん、沙耶ちゃんは彼氏と同じクラス、だから…それで仲良くなったというか…」

「…へぇ、彼氏の」


なんとなく気まずくて、後半の方は消えそうなくらい小さな声になってしまった。


「彼氏、後輩だったんだ?それも意外かも」

「う、うん。ありがたいことにも一目惚れしたって言ってくれて、それで…」


そっと絢斗に手で口を塞がれる。


「いいよ。美緒からその話もう聞きたくない」

「…?」


不思議に思っていると、電車はいつの間にか私たちの最寄駅に着いていた。


「降りるよ」

「え、あ…」