「…もうしないって誓ったけど、嫉妬して泣いてる美緒先輩も可愛いすぎるかも」
「な…っ、可愛くなんてないよ…!嫉妬してる時の自分が今までで一番性格が悪くなってたし…」
「えー何考えてたのか教えてよ」
ぎゅーと抱きつきながら、さっきまでの反省はどこにいったのやら楽しそうな様子の律希に、わざとふくれた顔をしてそっぽを向く。
「律希のやってること小学生みたいで嫌」
「えー!小学生!?たしかに俺、好きな子にちょっかい出してる小学生みたいかも…」
しゅんとしょげてしまった律希に大型犬を重ね合わせてしまい、ふっと思わず笑ってしまう。
「そんな律希も私は好きだけどね」
よしよしと頭を撫でてあげると、ぱっと一瞬で笑顔になった律希がさらに強く抱きしめてきた。
「痛い痛い。強いよー」
「愛が強いんで」
ちゅっと軽くキスをしてきた律希が、驚いている私に小さく笑うともう一度顔を近づけてきた。
幸せな時間を噛み締めながら、私の不安はまだ完全に消えたわけではなかった。
だって幸せはいつか一瞬で壊れるものだと、私はもう知っているから…。
この幸せを壊したくない。
「な…っ、可愛くなんてないよ…!嫉妬してる時の自分が今までで一番性格が悪くなってたし…」
「えー何考えてたのか教えてよ」
ぎゅーと抱きつきながら、さっきまでの反省はどこにいったのやら楽しそうな様子の律希に、わざとふくれた顔をしてそっぽを向く。
「律希のやってること小学生みたいで嫌」
「えー!小学生!?たしかに俺、好きな子にちょっかい出してる小学生みたいかも…」
しゅんとしょげてしまった律希に大型犬を重ね合わせてしまい、ふっと思わず笑ってしまう。
「そんな律希も私は好きだけどね」
よしよしと頭を撫でてあげると、ぱっと一瞬で笑顔になった律希がさらに強く抱きしめてきた。
「痛い痛い。強いよー」
「愛が強いんで」
ちゅっと軽くキスをしてきた律希が、驚いている私に小さく笑うともう一度顔を近づけてきた。
幸せな時間を噛み締めながら、私の不安はまだ完全に消えたわけではなかった。
だって幸せはいつか一瞬で壊れるものだと、私はもう知っているから…。
この幸せを壊したくない。

