六月の月に愛を誓う。

だからこそ、私はそんな律希を同じくらい大切にしていきたい。

律希の隣に、ずっといたいから。





「あ、律希。ちょっと本屋寄ってもいい?」


帰り道で本屋が目に入り、そういえば今日は好きな漫画の新刊日だったことを思い出す。


「ほんと、美緒先輩は漫画が好きだよねー。俺は漫画よりゲーム派だから、よくわかんないけど」

「面白いよ漫画は!私はこのヒーローが一番好きなんだ。優しくてかっこよくて、誰よりもヒロインを想ってるとこがグッとくるの」

「ふーん。俺よりも好きなの?」

「え?」

「先輩は俺よりもこの漫画のヒーローが好きなのかー」

「何それ、違うよ…!そもそも漫画は漫画、現実は現実じゃん」


律希は私の言葉にどこか不満げな顔をしながらも、頭をぽんぽんと優しく撫でてきた。


「冗談だって。それより早く会計してきなよ。俺、外で待ってるから」

「…うん」