六月の月に愛を誓う。

「いや、私は…」

「あっれ律希じゃん?」

「こんなとこいたのかよ」


三人組の男子がやってきたかと思うと、私たちが座っていたベンチを取り囲んだ。


沙耶(さや)ちゃんがおまえのこと探してたぞー」

「…つーか、この人誰!?まさか、律希の彼女…!?」

「うわ、まじじゃん!おまえ休憩入ってすぐどっか行ったと思ったら、彼女のとこ行ってたのかよー」

「…は!?か、彼女じゃねーよ!仲良い先輩!」


宮野くんが慌てたように弁解していて、なぜか少しだけ胸がずきりと痛んだ。


…なんだろう、この気持ち。


「…あーわかった!この先輩、おまえがこの前言ってた…」

「だー馬鹿!言うな!」

「ははーん。なるほどね、俺ら邪魔だってさ。ほら行くぞ」

「律希、後でなー!先輩もさよならー!」