六月の月に愛を誓う。

「え、あ、いや…!似合ってるよ」


不覚にも、かっこいいと少しだけ思ってしまった…。

髪型もちゃんとセットしてあって、なんだか知らない大人の男の人みたいで、少しだけドキドキする。


「美緒、宮野くんと一緒に回ってくれば?」

「…え!?でも…」

「私はいいよ。ちょうど知り合い来てて、その人に会いに行こうと思ってたんだ。だから、気にしないで行ってきなって!」


梨花は私の背中を軽く押すと、ウインクをして行ってしまった。

取り残された私と宮野くんは顔を見合わせて、小さく笑う。


「えーっと、俺、おなか空いたんでなんか食べに行きましょ!」

「うん」


宮野くんと食べ物屋さんを回ってからお化け屋敷やジェットコースターなど他クラスを満喫していき、歩き疲れたため中庭のベンチに腰掛ける。


中庭の真ん中では軽音部がライブをしていて、少し離れたこちらにまで音が漏れ聞こえていた。


「なんか飲み物でも買ってきましょうか?」