六月の月に愛を誓う。

「あ、うん…」


そう言い訳をする宮野くんの耳は真っ赤で、私にまでうつってしまう。


それから宮野くんと片っ端から屋台を見て回り、それぞれが食べたい物を買って喧騒から少し離れたベンチに腰掛ける。


「はー、いっぱい食べましたね」

「うん。宮野くん、意外と大食いなんだね」


焼きそばにイカ焼きにりんご飴にわたあめ、人形焼までぺろりと食べてしまった宮野くんが意外で少し驚く。

年下の男の子ってこんなに食べるんだな…。


「あはは、まだまだいけますよ!」


無邪気におなかを叩く宮野くんが面白くて、思わずくすりと笑う。


「先輩の笑う顔、俺好きですよ」

「…え?」


さらりと好きだと伝えられびっくりしていると、私よりももっと自分の言葉に驚いた様子の宮野くんが慌てたように立ち上がった。


「あ、いや別に深い意味とかなくて…。えっと、あの、ずっと前から思ってたっていうか…」