六月の月に愛を誓う。

「あ、あの…?似合ってない、かな…?」

「い、いや!そんなことないです…!めっちゃ可愛いです!」

「あ、ありがとう…」


あまりにもストレートで言われ、照れて頰が熱くなる。


「あ、行きましょっか!美緒先輩、どこ行きたいですか?」

「えっと…わわっ…!」


屋台がたくさんあり迷っていると、前から来ていた高校生集団の波に巻き込まれそうになる。


「先輩!」


宮野くんに引っ張られ、間一髪のところで助け出される。


「大丈夫ですか!?」

「う、うん。ありがとう」


宮野くんはぎゅっと私の手を握ると、そのまま歩き出した。


「草履で歩きにくいだろうし、はぐれたらいけないんで」