真中くんと関わることで嫌でも思い出してしまう人がいるから、勝手に避けてしまっている。
てっきり梨花もそうなんだろうなと思っていたから、連絡を取り合っていたことに少し驚いた。
「たまたま最近また話してて、それで久しぶりに会わないかってなっただけ。別に何もないから、美緒は宮野くんとのデートに集中して!何も余計なことは考えなくていいよ」
開きかけていた思い出の蓋が、ゆっくりと閉まっていく。
「…うん。大丈夫だよ、私は。じゃ、いってくるね」
そう、大丈夫。
時が経つにつれてあの人のことは忘れられたし、想いも一ミリも残っていない。未練なんて何もない。
今は新しい環境で私は生きているんだから、わざわざ過去のことを振り返らなくていいんだ。
「あ、宮野くん…!ごめん、お待たせ…!」
鳥居の端っこでスマホをいじって待っていた宮野くんの元へ、慣れない草履で駆け寄る。
「あ、だいじょ…」
顔を上げた宮野くんは私の浴衣姿を見ると、なぜか固まってしまった。
てっきり梨花もそうなんだろうなと思っていたから、連絡を取り合っていたことに少し驚いた。
「たまたま最近また話してて、それで久しぶりに会わないかってなっただけ。別に何もないから、美緒は宮野くんとのデートに集中して!何も余計なことは考えなくていいよ」
開きかけていた思い出の蓋が、ゆっくりと閉まっていく。
「…うん。大丈夫だよ、私は。じゃ、いってくるね」
そう、大丈夫。
時が経つにつれてあの人のことは忘れられたし、想いも一ミリも残っていない。未練なんて何もない。
今は新しい環境で私は生きているんだから、わざわざ過去のことを振り返らなくていいんだ。
「あ、宮野くん…!ごめん、お待たせ…!」
鳥居の端っこでスマホをいじって待っていた宮野くんの元へ、慣れない草履で駆け寄る。
「あ、だいじょ…」
顔を上げた宮野くんは私の浴衣姿を見ると、なぜか固まってしまった。

