少し迷ってから、大丈夫だと送ると、すぐに既読がつき返信が来た。
それから宮野くんとなぜか流れで毎日LINEをするようになった。
内容は学校のこととか友達のこととかそんな他愛もないことだったけど、久しぶりのこの感じになんだか楽しいと思った。
「あれ、宮野律希くんじゃない?」
ある日の休み時間、梨花と教室の端の席で向かい合って話していると、ふと梨花が廊下を指差して言った。
その先にはたしかに宮野くんがいて、目が合うとちょいちょいと手招きをされた。
「どうしたの?」
「あの、急にすみません。もうすぐ夏休みじゃないですか?あの、もしよかったら夏祭り、一緒に行きませんか…?」
「夏祭り?うん、いいけど…」
「本当ですか!じゃ、また後日時間とか連絡しますね!」
宮野くんは嬉しそうにぱっと笑い、行ってしまった。
その約束通り、夏祭りの一日前に宮野くんから、“夕方の六時に神社の前集合で大丈夫ですか?”との連絡が来た。
そのことを梨花に話すと、浴衣を貸すと言って家に押しかけてきた。
「いい?夏祭りなんだから、浴衣は必須でしょ!」
それから宮野くんとなぜか流れで毎日LINEをするようになった。
内容は学校のこととか友達のこととかそんな他愛もないことだったけど、久しぶりのこの感じになんだか楽しいと思った。
「あれ、宮野律希くんじゃない?」
ある日の休み時間、梨花と教室の端の席で向かい合って話していると、ふと梨花が廊下を指差して言った。
その先にはたしかに宮野くんがいて、目が合うとちょいちょいと手招きをされた。
「どうしたの?」
「あの、急にすみません。もうすぐ夏休みじゃないですか?あの、もしよかったら夏祭り、一緒に行きませんか…?」
「夏祭り?うん、いいけど…」
「本当ですか!じゃ、また後日時間とか連絡しますね!」
宮野くんは嬉しそうにぱっと笑い、行ってしまった。
その約束通り、夏祭りの一日前に宮野くんから、“夕方の六時に神社の前集合で大丈夫ですか?”との連絡が来た。
そのことを梨花に話すと、浴衣を貸すと言って家に押しかけてきた。
「いい?夏祭りなんだから、浴衣は必須でしょ!」

