六月の月に愛を誓う。

「うん。うちの学校サッカー部は強い方だから、もう次の大会に向けて練習してるんだって」

「で、またデートドタキャンなの?」

「ドタキャンっていうか…。急に部活入ったりでしょうがないんだよ」


今日は一緒にカラオケに行く約束をしていたのだが、急遽外部のグラウンドが空いたとかで部活が入ってしまい行けなくなった。

最後にデートをしたのは多分三週間くらい前だった気がする。


「それでも毎日部活があるわけじゃないでしょ?週に一回くらいは休みあるんじゃないの?」

「そう、なんだけど…。絢斗はレギュラーだからみんなから期待されてる分、うまくなりたいって言って休日の日もクラブチームでサッカーやり始めたんだって」

「はあ?何それ。休日くらい彼女のこと優先しなさいよ!」

「しょうがないよ」


そう、しょうがない。何度自分に言い聞かせただろうか。

遅いから待ってなくていいよと絢斗に言われ、最近では一緒に帰ってすらいないし、電話も疲れている絢斗に気を遣って出来ないでいた。


私だって絢斗ともっと一緒にいたいと思うけど、頑張っている絢斗にわがままなんて言えるわけもなかった。


「このままでいいの?美緒は彼女なんだから、ちょっとくらいわがまま言ってみたら?矢野ともっと一緒にいたくないの?」