六月の月に愛を誓う。

「望月さんのことが好きだよ」

「………え?」


聞き間違いなんかじゃない。

矢野くんにはっきりと好きだと言われた。


「…え、わ、わ、わた、私!?」

「え、うん。さっきからそう言ってんじゃん」

「な、な、なんで!?」

「なんでって、望月さんが好きだから?」


答えになっていない。

信じられない。矢野くんが私を好き…?


「え、ちょっとまっ、え…っ」


ダメだ。思考がまとまらない。わからない。


「望月さん」

「は、はい」