愛を誓い合い幸せそうに笑う二人を見て、やっと私は心から安心をすることができた。
「知ってる、梨花?六月の花嫁をジューンブライドって言うんだ。六月の花嫁は特別で、一生幸せになれるって言い伝えがあるんだって」
ケーキを食べさせ合いながらイチャイチャしている二人を苦笑しながら見ていると、いつの間にか瑛太が隣に立っていた。
「へぇ、ロマンティックー」
「はは、思ってないでしょ」
「そんな言い伝えなくても、矢野には美緒を幸せにしてもらわないと困るの。てゆうかボコボコにする。美緒を今度また泣かせたら、世界中のどこにいたって見つけて海に沈める」
「怖いな」
本気だ。私は美緒が幸せじゃないなら、何だってする。
だけどわかってる。その心配がいらないくらい、二人はこれからもずっとうんざりするほど幸せに生きていくだろう。
本当によかった。
「憧れないの?ジューンブライド」
「まあ自分もなりたいとは思うけど…別に相手もいないし」
「…そっか。まだ気は変わらないの?美緒が幸せになるのを見届けるまでは彼氏なんて作ってる場合じゃないって、俺に昔言ってきたよね」
「知ってる、梨花?六月の花嫁をジューンブライドって言うんだ。六月の花嫁は特別で、一生幸せになれるって言い伝えがあるんだって」
ケーキを食べさせ合いながらイチャイチャしている二人を苦笑しながら見ていると、いつの間にか瑛太が隣に立っていた。
「へぇ、ロマンティックー」
「はは、思ってないでしょ」
「そんな言い伝えなくても、矢野には美緒を幸せにしてもらわないと困るの。てゆうかボコボコにする。美緒を今度また泣かせたら、世界中のどこにいたって見つけて海に沈める」
「怖いな」
本気だ。私は美緒が幸せじゃないなら、何だってする。
だけどわかってる。その心配がいらないくらい、二人はこれからもずっとうんざりするほど幸せに生きていくだろう。
本当によかった。
「憧れないの?ジューンブライド」
「まあ自分もなりたいとは思うけど…別に相手もいないし」
「…そっか。まだ気は変わらないの?美緒が幸せになるのを見届けるまでは彼氏なんて作ってる場合じゃないって、俺に昔言ってきたよね」