「あはは」
「えー、それマジでぇ」
寮の中をしばらく歩いていると、食堂のほうから賑やかな声が聞こえてきた。
もしかして……。
食堂のほうを覗くと予感したとおり、そこには何人かの女の子と笑顔で話す櫂の姿があった。
しかも、女の子たちと一緒に食堂のご飯を食べている。
……何よ。
こっちはずっと、櫂のことを待ってたっていうのに。
連絡のひとつもよこさず、食堂でご飯を食べてるなんて。
私は、手のひらをきつく握りしめる。
夕飯、せっかく作ったのに。
しかも私というパートナーがいながら、他の女の子とあんなに楽しそうに……。
私の胸が、なぜか針が刺さったようにチクチクと痛む。
それと同時に、櫂に対し腹の底からふつふつと怒りが沸いてきた。



