「……遅い」
それから数日後。
私は夕飯を用意して、櫂の帰りを待っていた。
「はぁ、お腹空いたな」
私の言葉とともに、ぐぅーっとお腹が鳴る。
ふと部屋の時計を見ると、19時を過ぎていた。
『ちょっと出てくる』とだけ言って部屋を出て行ったわりには、帰りが遅い。
櫂が出かけて、すでに1時間以上が経つ。
出来たてのご飯も、すっかり冷めてしまった。
まったく、どこで道草食ってるんだか。
ちょっと出てくるだけじゃなかったの?!
櫂のこと気になるし、捜しに行ってみようかな。
私は靴を履き替え、部屋を出た。
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