「……よし、やるか!」
夕食後。私は服の袖を捲り、流し台の前に立つ。
櫂との夕食が終わったら、まずは食器を洗って。
外から取り込んでおいた洗濯物を畳んで。
それが終わったら、大抵は櫂のあとに私が入浴。
そのあとようやく自由時間だから、学校の宿題をやって……というのが、最近の私の夜の流れだった。
「はぁーっ。やっと英語の宿題終わったぁ」
気づけば、深夜の1時を過ぎていた。
「あぁ、やっと寝られるよぉ」
私は、ロフトの上の個人スペースへと移動する。
布団に入り、天井を見つめる。
櫂は最初に宣言していたとおり、家事は一切やってくれないから。
私ひとりで全部やってたら、学校のある日は時間なんて全然足りない。
朝起きたら起きたで、朝食を作って。
洗濯物を干して。
櫂はいつも朝ギリギリの時間まで眠っているから、そういうのを見ると少しイラッとしたりもする。
ちょっとくらい家のこと、手伝ってくれても良いのになぁ。
そう思いながら、私は目を閉じた。



