運命の相手は、大嫌いなアイツ!?



いきなり顎を持ち上げられて、『じっとしてろよ?』って言われても……っ!


唇が触れ合いそうな距離に、心臓が騒ぐ。


櫂に一体何をされるのか分からず、私が目を閉じると。


すっと長い指に、唇の端を拭われる感触がした。


……へ?


「口の端にソースついてた」


それだけ言うと、櫂は何事もなかったようにご飯を食べるのを再開した。


『ソースついてた』って、恥ずかしいー。


ていうかそれなら別に、普通に言ってくれても良かったのに。


変にドキドキしちゃったじゃない。