「そうだな。父王もそう考えておられた。牽制になるなら、悪くはないとね。それより、君のお転婆ぶりには脱帽だ。私の横でじっとしていられないだろうね。せめて、夜は毎晩私ひとりのものにしないとな。」
アーサーは意地悪い笑みを向けて、私の額を人差し指でつついた。
「そんな……。今回だけです。アーサー様を取られないためにあらゆる知恵を絞って考えてきたんですから。」
「私は、待っていろと言わなかったかな、ロゼリア。これからは、内緒はなしだぞ、必ず私に相談してから行動するんだ。」
「はい。気をつけます。」
「気をつける?わかってないな。お仕置きだ。」
アーサーのカモミールの香りに包まれて、すぐにぐっと抱き寄せられ、食いつくようにキスされた。
城に帰るため、ノエルのところに戻ったアーサーは、私に向き直ると言った。
「ノエルは、君と付き合う前から何故かロンのところに行こうとしていたんだ。以前、ノエルを引いて城内を散歩していたら、急に引き摺られたことがある。何故かそこには馬を連れた君達父子がいた。あれは、君が伯爵と登城した時だ。初めてあの丘で会って話した時もそうだった。遠乗りしていると、ノエルが突然勝手に走り出し、連れて行かれた所に君がロンと一緒にいたんだ。偶然かと思ったが、どうやらノエルがロンと会いたかったんじゃないかな。君がロンを通じて私を引っ張ってきたのかな?」
私は、ビックリして、ロンに向かって「どういうこと?」と問いかけた。
すると、ロンは「ヒ、ヒーン」とソッポを向いて鳴いた。
アーサーは意地悪い笑みを向けて、私の額を人差し指でつついた。
「そんな……。今回だけです。アーサー様を取られないためにあらゆる知恵を絞って考えてきたんですから。」
「私は、待っていろと言わなかったかな、ロゼリア。これからは、内緒はなしだぞ、必ず私に相談してから行動するんだ。」
「はい。気をつけます。」
「気をつける?わかってないな。お仕置きだ。」
アーサーのカモミールの香りに包まれて、すぐにぐっと抱き寄せられ、食いつくようにキスされた。
城に帰るため、ノエルのところに戻ったアーサーは、私に向き直ると言った。
「ノエルは、君と付き合う前から何故かロンのところに行こうとしていたんだ。以前、ノエルを引いて城内を散歩していたら、急に引き摺られたことがある。何故かそこには馬を連れた君達父子がいた。あれは、君が伯爵と登城した時だ。初めてあの丘で会って話した時もそうだった。遠乗りしていると、ノエルが突然勝手に走り出し、連れて行かれた所に君がロンと一緒にいたんだ。偶然かと思ったが、どうやらノエルがロンと会いたかったんじゃないかな。君がロンを通じて私を引っ張ってきたのかな?」
私は、ビックリして、ロンに向かって「どういうこと?」と問いかけた。
すると、ロンは「ヒ、ヒーン」とソッポを向いて鳴いた。



