柊は大好きだけど、当時あたしは毎日悩んでいた。
だけど……今は大切にしてくれるじゃん。
あんなに女の子大好きだったのに、女の影ひとつない。
美人な舞さんにも何も言わないし、同窓会でもそっけなかった。
柊があたしに心配させないようにしてくれているのは、嫌というほど分かる。
そんな柊と結婚出来てすごく嬉しい。
「みんなからドン引きされたから、落ち込んでいたんじゃねぇ。
ドン引きされるほど、俺は最低だったんだ。
だから、みどりから許してもらおうなんて思ってもいねぇ」
柊は静かに話す。
「凪はいい奴だ。
だから、凪と付き合ったほうが幸せだっただろう」
「えっ?」
耳を疑う言葉。
確かに当時は辛かったけど、今はすごくすごく幸せだ。



