fantasista 3 ー永遠にー




こんなあたしたちを見て、凪君はやっぱり変わっていないと思うんだろう。

だけど、自分は高校時代に好き放題遊んでおいて、あたしが異性と話してはいけないとか意味不明だ。

しかも、凪君なんて下心もない弟みたいな存在に。



「もういい!家出する!!」


そう言ってあたしが歩き始めようとするから、


「凪!あっちいけ!チクショー!!」


柊は怒鳴る。

こんな道端でサッカー選手が怒鳴っているだなんて恥ずかしい。

そんな柊に、


「柊さんごめんね、俺言いすぎた」


凪君は申し訳なさそうに告げ、あたしにご丁寧に頭を下げて去っていった。

去って行く凪君の背中を見ながら申し訳ないことをした、なんて思った。

凪君が気持ちがあるはずもないし、あたしには柊しかいないのに。