fantasista 3 ー永遠にー







家の近くのスーパーに、サラダ用の野菜と卵を買いに行く。

柊が心配するからすぐに帰らなきゃと思う。

秋になって随分涼しくなり、都会だというのに、道路脇の草むらからは虫の音が響いていた。

あたしは車のライトに照らされながら、スーパーへと急ぐ。




そんななか……




「山形先輩?」


急に声がした。

驚いて顔を上げると、目の前にはあたしと同じように驚いた男性が立っていた。




見覚えのある男性。

だけど、記憶の中の彼よりずっとずっと大人になっている。

彼は柊と同じく背が低かった。

顔も童顔だった。

学年も一つ下であたしに懐いてくれていた、可愛い弟だった。