「FWだけじゃなくて、MFも出来るなんて重宝されるだろ」 だけど、俺様すげぇなんて言葉は出てこなかった。 「今週末の試合、俺は1.5列目で出る」 「うん、応援しに行くからね」 あたしは笑顔で告げるが、やっぱり柊はどことなく元気がないのだった。 元気がないから、あたしもいつもの毒を吐けない。 それがなんだか寂しかった。