fantasista 3 ー永遠にー




琥太郎君は悩ましげな顔で、例の五線譜ノートを取り出す。

そして、何かに取り憑かれたように書き殴っている。

柊が、


「おっ、次は何だ?」


なんて言っても、その言葉すら聞こえていないようだ。

琥太郎君は、頭が良すぎて狂ってしまったに違いない。




しばらくすると、曲が出来上がったようだ。

その曲の題名は『童貞じゃねぇよ』


……は?


「訳分かんねぇ」


柊は顔を歪めていた。



だけど、ぱらりとめくられたページに、またありえない題名が書いてあった。

『妊娠させちまった』

それを見て、


「「妊娠させちまった!?」」


柊とあたしは、またまた大声を出していた。