fantasista 3 ー永遠にー




だけど、琥太郎君はぽつりと言った。


「良かったな、柊。

お前がみどりと結婚出来て、俺、すげぇ嬉しいや」



あたしは琥太郎君をまじまじと見つめていた。

琥太郎君の狂気は急に姿を消し、まるでお兄ちゃんのように柊を見る。

そして、その髪をわしゃわしゃ撫でた。

柊だって抵抗せずに、身を任せている。

こんな様子を見ていると、柊は琥太郎君が本当に好きなんだと思う。


「俺は柊をずっと見てきているから、お前が幸せになってホッとしてる」




柊は一瞬泣きそうな顔をした。

そして、すごく嬉しそうに笑う。

きっと琥太郎君は、あたしの知らないところまで柊を見ているんだろう。

そんな琥太郎君がそう言ってくれて、あたしまで嬉しくなる。

柊の大好きな琥太郎君にまで認められて、あたしも本当に嬉しいよ。