「みどりがいるからパーフェクト出来た。 すげーよ! 今夜はロブスターディナーに招待されたぞ!!」 「えっ!?本当!?」 子供みたいにはしゃぐあたしたち。 こうやって、柊と一緒に喜べて本当に嬉しい。 そして柊は圧勝だったというものの、竹中君には何も言わなかった。 それが柊のさりげない優しさだと思う。 「これで坊主も免れた、よっしゃああ!!」 柊はそう言ってあたしの背中に手を回し、あたしたちは歩き始める。