再び唇を重ねた。 そのまま柊は、あたしをお姫様抱っこしてくれる。 軽々あたしを持ち上げる柊に、胸のドキドキが隠せない。 柊は花びらの散らばったベッドに、そっとあたしを下ろす。 そして、熱っぽい瞳で見つめる。 すごく綺麗な顔だけでも反則なのに、逞しい上半身。 柊を見るだけで胸がきゅんきゅんとうるさい。 「すげぇ好きだ、みどり……」 柊はあたしだけに聞かせる甘ったるい声でそう言って、また唇を重ねた。