柊は高校時代も優しかった。 他の女の子にも優しかったけど、実はあたしのことをすごく大切にしてくれていた。 ぶっきらぼうなその言葉の端々に、いつも優しさを感じていた。 そしてそれがすごく嬉しかった。 だけど再会した柊は、まっすぐに気持ちをぶつけてくるようになった。 その気持ちをあたしは、ゴールキーパーのようにいつも受け取ってきた。 もう、柊のシュートを受け過ぎて、身も心もへとへとだ。 これ以上ないというくらい、柊で満たされている。