そんななか、どこからともなく女性の声が聞こえてきた。 その声はすぐにあの声だと分かる。 俺はみどりと顔を見合わせて、隣の竹中のコテージを覗き込んだ。 すると、茂みに覆われたテラスに、微かに動く影が見える。 まさか…… まさか、こんなところでやってねぇよな? しかも相手は妊婦だ。 だけどまさかだった。 じっと見てしまった俺は、体勢を変えるために立ち上がった竹中と目が合ったのだ。