俺はみどりを見る。
水着を着ているが、普段見せない胸元や太ももが見えて、俺は発狂しそうだ。
背が高くて痩せているみどりは、モデル体型だと思う。
こんな水着を着たみどりを、男は放っておかないだろう。
そして竹中も、みどりを見てその時のことを思い出したのかもしれない。
竹中のことを考えるとどうしても怒りオーラが出てしまう。
だから俺はみどりに言う。
「シュノーケルセットは、あの小屋で借りられるらしいぞ」
だけど正直、シュノーケリングなんてしたことがない。
おまけに俺は、泳げるのだろうか。
溺れる俺を見て、みどりが元気を取り戻してくれればしめたものだ。
それなのに、みどりは言う。
「柊……部屋に戻ろう?
……ぎゅっとして欲しい……」
「マジか?……マジでいいのか?」
だけど正直、今みどりを抱くと竹中が思い浮かびそうだ。
竹中はみどりの裸を見て触れたと思うだけで、胸が刺されたように痛くなる。
嫉妬でいっぱいになる。
俺が嫉妬する筋合いなんて、ないのに。



