そんな話を聞いていたのは剛。
「なあなあ、凪。
柊って高校時代、そんなに酷かったのか?」
いちばん聞いて欲しくない奴に聞かれた。
すると、凪は言う。
「酷いです酷いです。
山形先輩、いつもにこにこしているのに泣きそうでした」
それから、凪は俺の悪事を洗いざらい話した。
みどりと付き合う前にやりまくっていたこと。
みどりのことをオトコオンナと罵っていたこと。
マネージャーの女子に可愛いって言ったり、ハグしてあげたり。
聞いていて泣きそうになった。
俺ってなんて酷い奴なんだ。
そして帰ってみどりに土下座したいと思うほどだった。



