広いスタジアムに選手が入場する。 柊もあたしの大好きな、青いユニフォームに着替えている。 ユニフォーム姿の柊を間近で見ると、胸がドキドキする。 不覚にも、かっこいいと思ってしまう。 アナウンスが流れた。 「戸崎柊選手の通算150試合を記念して、ご家族から花束が贈られます」 あたしは緊張しながらも、柊に歩み寄る。 スタジアムの視線を一斉に浴び、電光掲示板にはあたしの姿が映し出される。