fantasista 3 ー永遠にー




それに……


「もう、Jリーグもシーズン終わるし、あんたそのコケあんまり見られなくて良かったね」


「いや、それがな……」


柊はそう言って、衝撃的なことを告げたのだ。


「今週末の最終試合、俺の通算150試合セレモニーだ。

よろしくな」


「……は?」


「花束」



あたしは、ぽかーんと口を開いて柊を見ていた。

こんなあたしを見て、柊は言う。


「何だその口は。

キスするぞ」


それで慌てて口を閉じ、手で押さえる。


柊の馬鹿!

いちいちあたしをからかわないでよ。

その前に……

セレモニー……花束って……

あたしがみんなの前で、柊に花束を渡さなきゃいけないの!?