あぁ、あたしは柊に溺れているんだろう。 柊がいないと生きていけない身体になってしまったんだろう。 そして、恥ずかしいことを平気で言うようになってしまったんだろう。 頭が狂っているのは、あたしだ。 柊は再び目を細める。 あたしの大好きな、優しい笑顔。 あたしだけに見せる、優しい柊。 あたしは今日も、柊に狂わされる。