fantasista 3 ー永遠にー





柊はあたしを無視して続けた。


「みどりを初めて抱いた時と、プロポーズする時……」



あたしは顔が真っ赤だ。

そして、照れ隠しに柊を引っ叩こうとする。

それを柊は、見事に分厚いメニュー表で防御した。



「お前の攻撃なんて、見え見えだ」


勝ち誇った顔でにやつく。

やばい、あたしの完敗だ。



「俺様に勝とうなんて、十年早い」


「あんた、マジでうざい!!

もう、本ッ当にうざい!!」



顔を真っ赤にして柊に言った時、奴の携帯が振動した。

柊は顔を歪め、携帯を耳に当てる。

そして、電話先の相手に向かって吐き出した。




「ハァ?取り込み中なんだけど」


こういう尊大な柊、嫌だな。

どうしてこうも俺様なんだろう。



柊はそのまま立ち上がり、携帯を耳に当てたまま出て行ってしまった。


「……んだよ。電話かけてくるな」


なんて言って。