今日の食事はもちろん、柊が来る予定はなかった。 いつも通り、舞さんと大迫さんとあたしの三人の予定だった。 それなのに当然のように柊がいて、キスマークを見せつけるのだ。 柊はやっぱり頓珍漢だ。 大迫さんが、 「それは凶暴な蚊ですね」 なんて同調する。 大迫さんのことだ、分かっていてやってるのだろう。 あたしは真っ赤になって震え続けている。 そして大迫さんは続けた。 「でもお二人、レスなんじゃないですか?」