fantasista 3 ー永遠にー





震える俺たちの耳には、どんどん激しくなっていくその音が聞こえる。

その姿が見えないのが、せめてもの救いだった。

だけど……普段の二人からは想像出来ないようなその声やその音を聞き、はやくここから逃げなきゃと思う。

さすがの剛さんでもそう思っているのだろう。

俺たちは命からがら逃げ出し、全力で道路を走っていた。



走りながら思った。

さっきの柊さんは、俺の知っている柊さんと全然違っていた。

遊び半分で女を抱いていた、いつも余裕の柊さんだったのに……

あんなに全力で山形先輩を抱くんだと思った。

そして、山形先輩だって清楚で男前だと思っていたのに……

やっぱり柊さんによって開発されてしまったんだ。