思い出すだけでサイテーだ。
そしてますます、山形先輩に何をするんだと怒りさえ感じる。
だけどそれを見て、俺たちが興奮していたのも事実だ。
……情けない。
「みどりと付き合ってもそうだったのか」
なんだか怒り始める剛さんに、俺はため息混じりに答えた。
「いや、山形先輩と付き合い始めてからは、それは見たことはないです。
でも、山形先輩も遊ばれていたんだなぁと思ったりして……」
はぁ……山形先輩を思うと泣けてくる。
あんなに純粋で優しい人が、不潔極まりない柊さんに……
そして……柊さんは、大人の玩具まで準備してしまっているのか。
滅茶苦茶されて、山形先輩が可哀想だ。
だけど今の山形先輩は、まんざらでもなさそうな……
あの純粋な山形先輩は、柊さんによって変えられてしまったんだと思い知る。
俺の好きだった山形先輩はもういない。



