fantasista 3 ー永遠にー





だけど……

やっぱり柊は柊だった。

琥太郎君の服装なんて慣れているだろうし、いつも通りの大活躍だった。



あたしの大好きな楽しそうな顔でコートを走り、ボールを蹴る。

果敢に攻め、着実に守った。

そして……凪君との息もぴったりだ。

柊が凪君にパスを出し、凪君はサイドをドリブルで走る。

白線ギリギリを攻める、際どいドリブルだった。

そして前方に出されたパスを柊は受け……

左足でゴールを狙う。

力強いシュートはキーパーに弾き返されたが、観客は大盛り上がりだ。

スタジアムに歓声と拍手が湧き起こる。

戸崎という名があちこちから上がる。

琥太郎君はアーッと頭を押さえ、沙知は残念そう。

そしてあたしは、心の中で必死に頑張れと応援した。