柊に抱きしめられると安心する。

あたしは柊の妻でいいんだって思う。

そして、好きがどんどん大きくなる。





「お帰り、柊!」


いろんな思いが交錯するなか、やっとのことでそう伝えた。

柊はあたしをぎゅっと抱きしめながら、嬉しそうに言った。


「ただいま!」




ーFINー