すると警備員は、眉間に皺を寄せてあたしを睨む。 そして語気強く告げる。 「主人? 勘違いはいい加減にしなさい。 これだからファンは……」 警備員の反応は分かっていた。 だけど実際に言われると胸が張り裂けそうだ。 柊はかっこよくてすごい人だけど、あたしはただのオトコオンナ。 「すみません……」 あたしは謝り、警備員に背を向けた時だった。