柊は黒いコートを羽織り、 「みどりに抱かれてるみたいだな」 なんて言うから、落ち着くために飲んだお茶をぶーーっと吐きそうになった。 やめてよそういうの。 そんなに嬉しそうにしないでよ。 「そうだ。インスタに結婚したこと乗せねぇと」 柊はスマホを取り出す。 「これ来たところにするか」 「や、やめなよ。 みんな意味分からずポカーンだよ!!」 慌てて言う。 「オトコオンナと結婚したとでも書けば?」 あたしは苦し紛れに吐いたが……柊はもうスイッチが切り替わってしまったようだ。