凪君は童顔の可愛い顔で、切なそうにあたしを見た。 可愛い顔のせいもあり、弟にしか思えなかった凪君は、今は柊みたいな立派なアスリートになっている。 凪君は告げた。 「でも今は、俺に山形先輩は奪えないと思います。 柊さんが人が変わったように山形先輩を大切にしているし、俺の出る幕はないなぁと思いました」 そんな凪君に、ごめんと謝る。 ごめん、あたしにも柊しかいない。 柊と会えないだけで、こんなにも頭の中が柊でいっぱいになるんだ。