「そもそもあたしが死ぬわけないじゃん。 あんたがワールドカップでゴール決めるまで、死ぬわけないじゃん! それかもしかして、世界相手ではボロ負けするから出たくないの?」 柊はポカーンとあたしを見ていた。 そんな柊を、あたしは泣きそうな顔で見ている。 部屋の中に沈黙が訪れる。 柊はあたしを見たまま顔を歪めた。 もしかしたら柊は、あたしの言葉をそのまま受け取ったのかもしれない。 それでもあたしは、自分のせいで柊が夢を諦めるなんて嫌だ。