柊は毎日見舞いに来てくれた。
柊だって色々忙しいだろうに。
そして柊だけでなく、沙知や凪君も来てくれた。
凪君はどうしてあたしの入院を知っているのかと思ったけど、どうやら沙知が言ったらしかった。
凪君はベッドサイドに座り、あたしに話しかける。
「山形先輩、調子はどうですか?」
「それが、あれから何ともなくて元気なんだよ」
凪君に告げると、少し嬉しそうな顔をする。
「凪君たちももうすぐJリーグ終わりだよね?
せっかくの名コンビも見納めかと思うと、少し寂しいよ」
「でもまあ、来年も俺、アスールにいるでしょうから」
凪君は答えた。



