柊をトイレの前に放置して、あたしは沙知を部屋に入れた。 この家に、舞さん意外の知り合い入れたことはない。 それはあたしに心から気を許した友達がいないからだ。 沙知たちのせいで人間不信になったといっても過言ではないが、沙知は今日何回もあたしを助けてくれた。 擦り寄っているのかもしれない、だけど、心から仲良くしてくれているのかもしれない。 正直、まだ沙知を信じる気にはならなかった。 だけど……柊をここまで運んでくれて、はいさよならでは申し訳ないのも事実だった。