柊はタクシーの後部座席に倒れ込んで、時折うめいている。 そんな柊に、心の中でごめんと謝った。 柊は後輩マネージャーたちを牽制してくれたし、何よりあたしの近くにいたそうだった。 あの時とは全然違うことくらい分かっていた。 「ごめんね、みどり。 同窓会の時も謝ったけど、何回でも謝らせて欲しい。 みどりはあたしの友達だったのに……マネージャーに誘ったのもあたしなのに、何してたんだろう」 あの時は辛かった。 あたしはどうしてサッカー部に居続けるんだとさえ思った。