fantasista 3 ー永遠にー




「みどり……」


甘く切なく余裕のない声。

正直意外だ、柊がこんな声を出すなんて。

百戦錬磨でいつも余裕の柊だったのに、みどりを前にするとこんなにも必死なんだと思って。



「みどりが好きなんだよ……

こんなにも……こんなにもみどりが好きなんだ……」



みどりは柊の髪をそっと撫でた。

柊はまるで犬のように、みどりに擦り寄る。



「好きだ、みどり。

お前しかいないんだよ。

だから……不安にさせるな」


「ごめんね、柊」


みどりは、柊に身を寄せたまま静かに告げる。


「あたしにも、柊しかいないんだよ……」



柊はみどりに手を回す。

そして、割れ物に触れるようにそっと抱きしめる。

みどりは柊に身を寄せ、柊を見上げる。

そんなみどりに、柊はそっと唇を重ねた……