そこに二人はいた。 一人はしゃがみ込み俯いている。 もう一人はその隣に同じくしゃがみ、背中をさすっている。 柊とみどりだ。 そして声をかける前に、柊の声が聞こえてきた。 彼は息絶え絶えに言う。 「俺……何やってんだろ」 そんな柊に、みどりは言う。 「ほんっとに、あんたは世話が焼けるんだから」 いつも通りのみどり。 いつも通りのやり取りだ。