「おい、オトコオンナ!
俺と一気勝負するか?」
柊はもう、アルコールが回っているのだろうか。
「あんたマジで何やってんの!?
……バッカじゃない!?」
あたしは悲鳴のような声を上げる。
「俺、お前には負けねぇからな!
ウィイレも、酒も!」
「ウィイレ関係ないでしょ!?」
柊の目は据わっていた。
柊がダウンするのも時間の問題だ。
ダウンするだけでなく、吐くかもしれない。
戸崎柊がこんなところで吐いちゃいけない!!
「ごめん、お水飲ませてくる!」
あたしは柊の手を引き、個室から外に出た。
ごめん、柊と心の中で謝りながら。
あたしが柊とベタベタするのが恥ずかしかったから、昔のテンションで話してしまった。
それできっと柊はショックを受けたんだ。



